知的障がい

知的障がいは行動や思考の点で年齢相応の能力に達していない状態をいいます。

診断を確定するためには知能テストの結果得られた知能指数(IQ)などの客観的な数値から判断する必要があります。この知能指数により軽度(IQ50以上70以下)、中等度(IQ35以上50未満)、重度(IQ20以上35未満)、最重度(IQ20未満)の4段階に分類されています。ただしこの数字はあくまで目安にすぎずその時の状態や環境、年齢などによっても数値は変動しますので、目安としてとらえた方が良いでしょう。

程度別の特徴

軽度
暗算やおつりの計算といった金銭を扱うこと、文章の読み書きなどが苦手な場合があります。言葉の使い方など同年代から比べるとぎこちなく感じることがあります。
中等度
大人になっても学習能力は小学校程度の状態にとどまってることが多いとされています。コミュニケーション能力が欠いたり、理解力が不十分である場合があります。